#01 「魔界から来た電撃少年」


突然オレの元へやってきた不思議な子供、ガッシュ・ベル。
コイツと一緒に、不良の金山に立ち向かったまではよかった。
突然ケンカが強くなるわけもなく、ぼっこぼこのタコ殴りな目に会ったが、ガッシュの言うとおり、今までで最高に生きてるって感じがしたよ。
ただまあ、このあと、馬鹿にされたと怒り心頭な金山からどうやって逃げるかという問題が残されてたんだけどな……。
金山はオレたちをあっさり蹴散らし、さらにオレに馬乗りになってきた。
オレはままた殴られると思い、とっさに腕で顔面をガードしたが、
(………?)
金山の拳は、すぐには降ってこなかった。
その代わりオレの襟元をわしづかみにして、ぐっと顔を近づけてくる。
「た、高嶺……」
息が荒い。
顔も赤いぞ。
明らかにさっきまでと様子が違う。どうしたんだ?
「ほら、あるじゃねえか……気になる子に意地悪しちまう、ってのが」
「はぁ?」
いきなり何を言い出すんだこいつは。
「けどおまえ、めったに学校に来ねえしよぉ。来たって、わざわざ屋上なんて上がらねえだろ? それが今日はどうだ。へへ……ツイてるぜ」
胸元を絞る金山の手に力がこもった。
ぶちぶちと音を立てて、ワイシャツのボタンが弾け飛ぶ。
「なっ!?」
「コレも邪魔だな」
オレのネクタイはもぎ取られ、そこらに放り捨てられてしまった。なんてことをするんだ。
「くそおおおっ!」
「ダチも先公も自分とは関係ねえってその冷めた面、いつか歪ませてやりてえと思ってたんだ……」
そう言うと金山は、唇を突き出した。
は? なぜに唇!?
「高嶺くんに乱暴しないでよー!」
「そうだ! 清麿を離すのだ!」
「うごっ!? しまった、こいつらのこと忘れてたぜ!」
ぽこぽこ背を叩く水野と、あぐあぐ噛みつくガッシュに、金山は真っ赤になって腕を振り回した。
「今イイところなんだ、すッこんでろー!」
「イヤダー!」
ガッシュは今度は腕にしがみついて、お父さんに遊んでもらう子供みたいになっている。
と、さらにそこへ、どこからともなく陽気な声が降ってきた。
「イィ―――ヤッホウ!」
「今度は誰だああっ!」
もはやキレ気味の金山が叫んだ瞬間、ごっ、と鈍い音がして、その顔にスケートボードがめり込んだ。
もちろん人が乗っている。
そいつは金山の顔から軽やかに屋上に降り立つと、オレの頭の横でブレーキを効かせて止まった。
「ヘイ、ユー! 危なかったな」
「あ……ああ……」
オレはぶっ倒れた金山の下から這い出し、はだけた胸元をかき合わせた。
「はは……ヒデー格好……」
「………」
こんなボロボロになるまでケンカしたのなんて、どれくらいぶりだろう。
「な、なあ! あんた!」
「ん?」
空からの闖入者は、がし、とオレの手を握ると、
「オレの恋人決定!」
とぬかした。
そのときオレの片手は、そばに落ちていたあの赤い魔本に触れていた。
「――ふっっざけるなあっ!」
視界の端で光がふくれ上がり、目の前のものすべてを薙ぎ払う。
朝とはケタ違いの威力の、ガッシュの電撃だった――

***

そう、この日からなんだ。
オレが魔物たちの戦いと、魔物と行動を共にする人間たちとの戦いに巻き込まれていったのは。

(2003.07.06)

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アニメ感想/初期の清麿は目つきが鋭いですねーやさぐれちゃってますねー。コミックスを見たらさらに美人さんでした。「オレ……なんのために生きてんだろな……」のカラーが見たいぃー!(じたばた)初めて見た話数は11話だったんで、ここで彼が中学生と知って驚きです。某テニプリといい、今日びの中学生はどうなっているのか。

そしてガッシュの可愛さといったら!台所で清麿のお母さんに、ダッコちゃん人形のごとくくっついているガッシュ。スポーツバックに収まっているガッシュ。清麿に頭を洗ってもらっているガッシュ。特にあの嬉しさあふれんばかりの笑い声にやられております…可愛い…(きゅーん)

てえことで、毎週日曜は朝からアドレナリン出まくりです!たとえ、ガッシュが終わってから二度寝していようとも!